天草に脈々と伝わる石工の技。その歴史と文化にふれるひととき。
下浦石
天草の下浦町は県内でも有数の石材業が盛んな地域。長崎のグラバー園の庭園やオランダ坂の石畳などには下浦石が用いられたほど。天草島内の神社の鳥居や石橋は、ほとんど下浦石工が製作。
松室五郎左衛門の墓
下浦石工の元祖と言われる松室五郎左衛門。天草市指定の文化財です。
花岡大明神
天草島民に石工技術を教授し、石材業を発展させた五郎左衛門が祀られています。
御領石
およそ9万年前の阿蘇山大噴火による火砕流が固まってできたもの。石垣や墓石(キリシタン墓石を含む)をはじめ、五和町御領の暮らしに欠かせないものとなっています。